ハビックスは10日、新事業の開始に伴う工場の新設とユニ・チャームプロダクツとの製造委託に係る基本合意書を締結したと発表した。

　同社は衛生材料や医療・介護分野などで製品を提供しているが、今後の成長戦略の中核として衛生用品の加工事業に参入し、紙・不織布メーカーから衛生用品メーカーへの業態拡大を図る。新事業ではユニ・チャームが販売するペットケア商品の生産の一部をユニ・チャームプロダクツから受託する。

　新工場は岐阜県本巣市に建設される予定で、敷地面積は約3万4千㎡。2026年1月に着工し、同年12月に竣工する計画。初期投資額は土地・建物・機械装置・備品などを含め約44億円を見込んでおり、2027年4月の操業開始を目指す。生産された製品はすべてユニ・チャームプロダクツが買い取る予定で、同社は素材から最終製品までの一貫生産体制を構築する。