ポッカサッポロフード＆ビバレッジは11日、仙台工場の製造設備を停止すると発表した。

　原材料やエネルギーコスト、製造コスト、物流費などの高騰が続く中、同社は最適な生産体制の構築を進めており、事業ポートフォリオの見直しを進めている。この取り組みの一環として、群馬工場の固定資産譲渡に続き、仙台工場のカップ入りスープ製造設備を停止し、その一部を100％子会社の磐田ポッカ食品へ移管して生産拠点を集約する。

　仙台工場は2019年8月に本格稼働した。2026年3月末までは仙台工場での製造を継続し、その後は磐田ポッカ食品で製造を引き継ぐ予定で、引き続きカップ入りスープを中心としたスープ事業の発展に取り組む。