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ダイワボウポリテック、播磨工場の複合繊維(NBF)生産設備を増強

2016年7月15日

 ダイワボウホールディングスは12日、子会社で繊維製品の製造販売を行うダイワボウポリテック(大阪市中央区)が、成長を続けるアジアでの衛材市場の需要に対応するため、播磨工場で複合繊維(NBF)生産設備を増強すると発表した。

 ダイワボウホールディングスの繊維事業における合繊事業の衛材分野において、中国・アセアン地域の市場への 販売を拡大するため、2013年度にダイワボウポリテックの基幹工場である播磨工場の複合繊維(NBF)生産設備能力を23,000t/年から28,000t/年(5,000t/年増加)に向上させ、外部企業との積極的なアライアンス戦略を推進し、不織布用原綿の安定供給体制を構築してきた。

 ダイワボウポリテックは、不織布用原綿を生産する播磨工場のほか、不織布を生産する石川県の美川工場、島根県の益田工場、インドネシアのP.T.DAIWABO NONWOVEN INDONESIAを有しており、繊維素材の研究開発から原綿・不織布の生産、製品の販売まで一貫体制で事業を展開している。

 その強みを活かし、今後も日本やアジアで原綿、不織布の生産体制の強化と安定供給に取り組む。

■ 設備増強概要

所在地:兵庫県加古郡播磨町古宮877 (ダイワボウポリテック 播磨工場内)
投資額:約40億円
生産品目:複合繊維(NBF)
生産能力:16,000t/年(増強設備)
合計生産能力:44,000t/(年約60%増加)
着工予定:2016年12月
完成予定:2017年9月
稼働予定:2017年9月

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