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出光興産、中国で合成樹脂コンパウンドの生産能力増強

2018年9月19日

 出光興産(東京都千代田区)は18日、中国子会社の出光複合工程塑料(広州)有限公司(以下:ICG)がエンジニアリングプラスチックのコンパウンド製品の生産能力を増強すると発表した。

 中国では自動車産業をはじめとする各産業で、エンジニアリングプラスチックの需要が増加している。

 ICGは2008年の設立以来、主に中国・アジア圏向けに同社のエンジニアリングプラスチック(ポリカーボネート、シンジオタクチックポリスチレン)のコンパウンド製品を生産してきた。

 同製品は高い混錬技術や調色技術により自動車電装部品やOA機器外装部品に使用されている。また、最近では同社のエンジニアリングプラスチックは自動車分野において需要が年率約10%伸長している。

 今回、安定的な供給を継続するため、コンパウンド設備を増強する。完工予定は2018年12月。生産能力は年間20,000tから25,000tとなる。

■ 設備投資概要

会社名:出光複合工程塑料(広州)有限公司
所在地:中国・広東省広州市南沙区万頃沙鎮九涌保税港区加工区南加四縦路3号
生産能力:25,000t/年
完工予定:2018年12月

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