ローム、筑後工場の新棟が完成
ロームは7日、SiCパワーデバイスの生産能力強化のため、子会社であるローム・アポロの筑後工場内に建設を進めていた新棟が完成し、竣工式を行ったと発表した。
今回、世界的なエネルギー対策が急務となる中、ロームグループでは今後も、電気自動車や産業機器における省エネルギー化のキーデバイスとして期待されているSiCパワーデバイスの性能向上を目指すとともに、生産工程でも環境に配慮した設備や再生可能エネルギーの導入を進めることで、環境負荷の軽減を図る。
新棟は、さまざまな省エネルギー技術を用いた生産設備を導入するとともに、使用する電力を100%再生可能エネルギーでまかなう環境配慮型の最新工場となる。
また、各種災害対策を導入し、BCM(事業継続マネジメント)体制も強化。2021年1月より順次、製造装置を設置し、SiCパワーデバイスの中長期的な需要増加に対応できる生産体制を構築する。
■ 新工場概要
会社名:ローム・アポロ(株)
所在地:福岡県筑後市大字上北島883(筑後工場内)
構造:地上5階
着工:2019年2月
竣工:2020年12月
稼働開始予定:2022年
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