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DIC、インドネシアに新工場/6億円を投資

2015年12月28日

 印刷インキ大手のDIC(東京都中央区)は24日、インドネシア現地法人であるPT.DIC Graphics(PTDICG)が、食品や飲料のパッケージに用いられるリキッドインキのブレンド工場を新設し、スラバヤ近郊の工場を移設すると発表した。

 同社によると、近年、インドネシアにおいては、生活水準の向上などにより包装需要が増加しており、パッケージ用リキッドインキの需要は、2015年の約80,000トンから2024年には120,000トン以上へと大幅な増加が見込まれている。

 PTDICGは、印刷インキの生産拠点として、原料からインキを製造できるメインのジャカルタ工場と、ベースインキをブレンドして最終製品に仕上げるスラバヤ工場を有しているが、インドネシア国内でのシェア拡大による販売数量の増加に対し、生産能力および保管スペースの不足が課題となっていた。

 新工場は、インドネシア第二の都市であるスラバヤ市の南西部に位置し、交通の利便性が高いンゴロ工業団地に建設する。投資額は設備増強を含め約6億円、生産能力は現在の約2倍。建物延床面積は現在の約3倍となり、2016年5月の稼動開始を予定する。

 同社グループでは、中期経営計画DIC105において、印刷インキ事業の出版用からパッケージ用へのシフトおよびアジア地域の生産体制強化を推し進め、収益基盤の強化を図っていく。

 今後も引き続きパッケージ用リキッドインキを強化し、現在25%である世界シェアを2020年に30%まで引き上げる計画をしている。

■ 新工場概要

所在地:Jl.Raya Ngoro, Kec.Ngoro, Kab.Mojokerto, Indonesia(Ngoro Industrial Park内)
投資額:約6億円
延床面積:現在の約3倍
生産能力:現在の約2倍
主要生産品目:パッケージ用リキッドインキ 他
稼動予定:2016年5月

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