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日本通運、タイの重量品専用倉庫が竣工

2015年12月29日

 日本通運は25日、現地法人のタイ日本通運がタイ中部チョンブリー県に「レムチャバンヘビーイクイップメントロジスティクスセンター」(LHELC)を建設し、12月17日に竣工したと発表した。

 タイは、多くの自動車産業が進出しており、その進出に伴い鋼材メーカーも進出。タイでの自動車生産は今後さらに増えることが見込まれており、鋼材をはじめ重量品の原料の保管、工場への配送などの物流業務の需要も高まることが予想されている。

 LHELCの重量品倉庫には、スチールコイルや鋼材の保管のため、30トンクレーン、20トンクレーンをそれぞれ1基ずつ設備。タイ日通では、約30台の重量品専用車両を保有しており、新施設ではこの専用車両基地としても活用し、保管施設と一体運用して、オペレーションの効率化を図る。

 竣工したLHELC周辺には多数の工業団地があり、タイ国内でも有数の製造業の集積地。また、レムチャバン港からは5kmという好立地と工業地域へのアクセスの良さを生かし、輸入原料の保管から配送、製品の輸送まで一貫した物流サービスを提供する。さらに、AEC統合を目前に域内の経済活性化が期待される中、レムチャバンロジスティクスセンターをクロスボーダー陸路輸送商品と組み合わせた、多目的な集約拠点倉庫としても活用するとしている。

■ 新倉庫概要

名称:レムチャバン ヘビーイクイップメント ロジスティクスセンター(Laemchabang Heavy Equipment Logistics Center)
所在地:151/1 Moo 9, T.Tungsukla, A.Sriracha, Chonburi 20230 Thailand
敷地面積:14,355㎡
重量品運搬車両駐車場:6,355㎡
重量品倉庫:2,816㎡(敷地8,000㎡)
床過重:15t/㎡
クレーン2基:(30t 一基/ 20t 一基)
事務所:180㎡
竣工:2015年12月17日

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