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本坊酒造、長野でウイスキー生産設備増強

2020年9月28日

 本坊酒造はこのほど、長野県のマルス信州蒸溜所でウイスキー生産設備の増強工事が完了したと発表した。

 今回、老朽化した設備の改修と、ウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備を目的に、ウイスキー蒸溜棟(樽貯蔵庫を含む)とビジター棟の新設、既存設備や施設の改修整備を行い、35年ぶりの全面リニューアルとなった。

 同蒸溜所の全面リニューアルにより、マルス津貫蒸溜所とともに、2つの蒸溜所と、マルス屋久島エージングセラーを含めた、3つの熟成地を拠点としたウイスキー生産体制となる。

 新設するビジター棟では、ウイスキー造りが見学できるウイスキー蒸溜棟と、広々とした空間のバーのほか、オリジナルウイスキーやグッズが購入でき、地域の観光振興にも貢献する。

■ 設備投資概要

所在地:長野県上伊那郡宮田村4752-31(マルス信州蒸溜所)
着工:2019年5月
竣工:2020年9月10日

◇ ウイスキー蒸溜棟
延床面積:1,996㎡
構造:鉄骨造2階建※樽貯蔵庫含む(約2,500樽収容予定)

◇ ビジター棟
延床面積:746㎡
構造:鉄骨造2階建

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