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富士フイルム、韓国に先端半導体材料の新工場

2022年12月14日

 富士フイルムは13日、韓国に先端半導体材料の新工場を建設すると発表した。

 半導体材料の韓国現地法人であるFUJIFILM Electronic Materials Korea Co.,Ltd.(韓国忠清南道天安市)が、韓国平澤(ピョンテック)市にイメージセンサー用カラーフィルター材料を生産する新工場を建設する。2024年春の稼働予定。

 イメージセンサーは、光を電気信号に変えて映像化する半導体で、デジタルカメラやスマートフォンなどに搭載されている。近年、自動車やセキュリティ機器などへの用途拡大が進む中、イメージセンサー市場は年率約7%での成長が見込まれている。

 今回、富士フイルムは、イメージセンサー用カラーフィルター材料の生産能力拡大と現地生産化に向けて、先進技術を有する企業やサプライヤーが集積する韓国平澤市に新工場を建設する。新工場には、最先端の製造設備や品質評価機器を導入し、高品質・高性能な製品を生産。顧客に近い立地を生かして迅速供給を図り、顧客満足度のさらなる向上と韓国での需要増に対応する。

 今後、日本・台湾・韓国の3拠点生産体制の下、高い品質基準のイメージセンサー用カラーフィルター材料を安定供給し、顧客ニーズにあった新規製品の市場導入を加速させることで、カラーフィルター材料「WCM」の売上拡大を目指す。なお、韓国における半導体材料工場は、新工場で2拠点目となる。

■ 新工場概要

所在地:大韓民国京畿道平澤市(梧城(オソン)工業団地)
生産品目:イメージセンサー用カラーフィルター材料
着工:2022年12月13日
稼働開始予定:2024年春

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