東京応化工業、韓国に新工場建設/120億円投資
2025年8月7日
東京応化工業は6日、韓国連結子会社のTOK尖端材料が韓国京畿道平澤市に新工場「平澤工場」を建設すると発表した。
同社は韓国におけるフォトレジストの研究開発と製造拠点として2012年にTOK尖端材料を設立し、製品の採用拡大を進めていた。さらなる需要拡大に対応するため、2024年2月に工場用地の取得を決定していた。
今回の平澤工場は、同地域で2番目の拠点となり、第1期として高純度化学薬品の製造棟を建設する。新棟には最先端半導体製造に対応した高い清浄度のクリーンルームを備え、高品質製品の製造体制を構築する。
同社は中期経営計画「tok中期計画2027」に基づき、強固なサプライチェーンの構築を目指しており、今後の需要動向を踏まえてエレクトロニクス機能材料の供給能力増強投資も検討していく。
■ 新工場(平澤工場 第1期建設)概要
所在地:韓国京畿道平澤市
投資金額:約120億円
建築面積:約6,300㎡
建築内容:高純度化学薬品製造棟、倉庫、および付帯施設含む
稼働開始予定:2027年下期