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三井化学エムシー、清水工場の生産設備増強

2023年8月10日

三井化学は9日、子会社である三井化学エムシーの清水工場にポリウレタンディスパージョン(PUD)生産設備を増設すると発表した。

 増強する製品「タケラック」PUDは、耐熱性、高温度下における高いガスバリア性、耐摩擦堅牢性に優れた水系樹脂。環境対応製品として、塗料・コーティング剤・接着剤・バインダー・樹脂改質剤・収束剤・繊維加工分野などで幅広く使用されている。

 近年、環境対応ニーズの高まりにより、リサイクル可能なモノマテリアル食品包装用バリアコーティング材として、欧州を中心に需要が拡大している。今後もモノマテリアル包材への需要拡大が見込まれることから、安定供給体制を構築する。国内での生産能力は約2倍となる見込み。

■ 設備投資概要

所在地:静岡市清水区駒越北町14-1(清水工場)
生産品目:「タケラック」PUD
増強後の生産能力:現生産能力の約2倍
着工予定:2024年2月
完工予定:2025年4月
営業運転開始予定:2025年6月

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