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群馬環境リサイクルセンター、医療廃棄物2号焼却炉を新設

2024年4月24日

古河機械金属は19日、グループ会社の群馬環境リサイクルセンター(群馬県高崎市)が医療廃棄物の焼却処理を行う2号焼却炉を新設したと発表した。

 同社は、医療廃棄物の中間焼却処理を行っており、国内最大級の保冷自動倉庫を併設した最新の医療廃棄物専門処理施設。新型コロナウイルス感染症が蔓延した状況下では、群馬県下の療養者施設全ての感染性廃棄物処理を請け負っている。

 今回、少子高齢化による高齢者医療・介護を中心とした医療廃棄物の増加や、新型インフルエンザなど感染症の流行による感染性廃棄物の大量発生等のリスクを踏まえ、処理能力の増強や故障リスク等のBCP対応が必要と判断し、2号焼却炉を新設した。

 今後は、2号焼却炉の稼働率を上げ安定操業に努め、既存の1号焼却炉は緊急時に備えつつ、老朽箇所のメンテナンスを行う。2026年度には1号焼却炉と2号焼却炉の併行稼働を開始する予定で、現行の約6割増しの年間28,000tを処理する安定操業体制を見込んでいる。

 新設備稼働で、群馬県はじめ東京都のほか関東甲信地域全域からの受入れ要請にも対応可能となり、今後予想される医療廃棄物処理の需要増に対応していく。

■ 2号焼却炉概要

所在地:群馬県高崎市倉賀野町3250-12(群馬環境リサイクルセンター)
総投資額:約28億円
可能処理量:70t/日(医療廃棄物として)
稼働日:300日/年
処理方式:バーチカル炉(竪型火格子式ストーカ炉)
排ガス処理方式:バグフィルタ+触媒反応塔
2号炉用保管庫:保冷立体自動倉庫
2号炉棟(誘引通風機室を含む):延べ床面積 / 1,562.42㎡ 地上3階
着工:2023年1月
営業運転開始:2024年4月
1号焼却炉、2号焼却炉併用稼働:2026年度

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