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セイコーエプソン、インドネシアにインクジェットプリンター新工場

2016年4月26日

 セイコーエプソン(長野県諏訪市)は22日、インドネシア製造子会社のP. T. Indonesia Epson Industry(以下:IEI)がインクジェットプリンターの組立工場を増設、4月22日にオープニングセレモニーを実施したと発表した。

 新工場は、IEIに隣接する他社工場を13年7月に取得、15年度に約30億円の設備投資を行い改修を進めていた。

 IEIは、プリンティングソリューションズ事業における主要な海外生産拠点であり、主に戦略製品である大容量インクタンク搭載モデルや、オフィス向けインクジェットプリンターの生産を行っている。

 IEIでは、今後の需要動向を見ながら生産規模を拡大させていき、従業員数を現在の約1万人から、20年に向けて1万2000人体制に増やす計画。

 また、IEIは生産・物流機能に加え、プリンターの設計機能を有していることが大きな特長。エマージング市場に求められるニーズを反映し、より生産しやすい製品設計を実現、さらに商品化リードタイムの短縮を図れるよう、インドネシア現地における設計力を高めていく。

 エプソンでは、プリンティングソリューションズ事業におけるコア技術であるPrecisionCore(プレシジョンコア)関連投資を「Epson 25 第1期中期経営計画」(16年度~18年度)において積極的に進めていく予定。

 すでに稼働している諏訪南事業所、東北エプソンにおけるヘッド生産ラインに続いて、国内では広丘事業所の前工程ラインや秋田エプソンでの後工程(ヘッド組立)ラインの新設、海外ではインドネシアおよびフィリピンでの製品組み立てラインの増強により、中長期的な生産体制を整備し、需要の拡大に対応する。

■ 新工場概要

会社名:P. T. Indonesia Epson Industry
所在地:EJIP Industrial Park Plot 4E Cikarang Selatan, Bekasi 17550 Indonesia
投資額:約30億円(2015年度:設備投資のみ。2013年7月取得の隣接工場を改修)
土地面積:約53,000㎡
建物面積:約47,400㎡
主要生産品目:インクジェットプリンター、SIDM(Serial impact dot matrix printers)
従業員数:現在の約1万人から、約1万2,000人に増加予定(2020年時点)
稼働:2015年11月より段階的に稼働
開所日:2016年4月22日

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