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日産自動車、タイにR&Dテストセンターを開設

2016年5月2日

 日産自動車(神奈川県横浜市)は4月28日、同社のアセアン地域統括会社であるアジア・パシフィック日産自動車会社(以下:NMAP)がタイにR&Dテストセンターを開設すると発表した。

 新テストセンターは、アセアン地域の研究開発における主要ハブとして、同地域の顧客のニーズに的確に応え、市場の要求にも迅速に対応する。また、現在行っている市場投入に向けた商品の品質保証から、プロトタイプの評価テストなど商品開発の上流工程まで、その役割を拡大させる。

 NMAPの新R&Dテストセンターは、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ヴェトナム、タイのアセアン5カ国を中心にサービスを展開し、タイ工場から輸出する90カ国以上の車両もテストする。

 投資額は10億バーツ(約30億円)で、敷地面積6,600㎡に研究施設棟を新設。無響室、電波暗室、振動シミュレータ装置のある環境試験室など、タイにおいて業界初のテスト設備を導入した。

 2016年度中に、新たに雇用を増やし合計330名の従業員数となる。今後、日本でトレーニングを積み専門的な技能や知識を身に付けたタイ人の技術者らとともに、同テスト設備の運営を行っていく。

■ 新R&Dテストセンター概要

会社名:アジア・パシフィック日産自動車会社(Nissan Motor Asia Pacific Co., Ltd.)
所在地:74/1 Moo 2 Bangna-Trad Road, KM. 22, Srisajarakae-yai, Bangsaotong, Samutprakarn, 10540, Thailand
投資額:10億バーツ(約30億円)
敷地面積:6,600㎡
従業員数:330名(2016年度中)
開設:2016年4月28日

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