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ブラザー工業、インドの工作機械新工場が完成

2024年9月20日

ブラザー工業は19日、子会社のブラザーマシナリー(インド)が、インド南部のベンガルール市近郊で建設していた工作機械の新工場が完成したと発表した。

 インドは、現在世界最多の人口を擁し、今後も人口増加と経済成長が続くことが予想され、自動車・二輪向けを中心に工作機械の需要拡大が見込まれている。ブラザーでは、工作機械のショールームを併設したサービス・サポート拠点として、2021年3月にブラザーテクノロジーセンターベンガルール、2023年5月にブラザーテクノロジーセンターグルグラムを開設。また、2022年3月にはベンガルール市に、ブラザーマシナリー(インド)を設立し、工作機械のアフターサービス、テクニカルサポート、マーケティングを行っている。

 今回、ブラザーマシナリー(インド)に生産機能を追加し、ベンガルール市街地から車で1.5時間ほどの距離にあるトムクール地区の日本工業団地(JIT)に新工場を建設した。完成した工場は日本と中国に続く3カ所目の工作機械の生産拠点で、インド国内の顧客に短納期で製品を供給する。2024年12月の稼働開始を予定しており、スタンダードモデルのS500Bd1とS700Bd1の生産から始め、二輪や自動車、医療分野など幅広い市場の開拓を目指す。

 CO2排出削減の取り組みとして、屋上に太陽光パネルを設置している。工場の稼働に必要な電力の一部は再生可能エネルギーで賄うことで、年間で約600トンのCO2排出量を削減する予定。

■ 新工場概要

所在地:J-4, J-7&J-8Japanese Industrial Township Vasanthanarsapura3rd Phase Industrial Area Tumakuru Karnataka,572138,INDIA
敷地面積:32,100㎡
建築面積:6,100㎡
建設延べ床面積:7,300㎡
施設用途:工作機械の製造
着工:2023年6月
完成:2024年9月
稼働開始予定:2024年12月

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