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日立マクセル、円筒形CR電池の増産

2016年6月15日

 日立マクセル(東京都港区)は13日、円筒形CR電池の増産投資を行い、生産能力を倍増すると発表した。

 近年、IoTの進展によりスマートメーターなどインフラ用途機器の需要増加に合わせて、長期信頼性を確保した電池に対する要望が高まっており、マイクロ電池には欧米をはじめワールドワイドでの成長機会が見込まれている。

 同社の円筒形CR電池は、長期信頼性(屋外使用で10年以上)、高容量、広い温度特性を特長として顧客の幅広いニーズに対応し、国内外の顧客と長期にわたる取引実績がある。

 今回、16年上期中に小野事業所に約13億円の設備投資をすることにより、円筒形CR電池の生産能力を現状の約2倍に増強する計画。長年培った製造ノウハウを駆使した新規ラインを導入することにより生産性を大幅に向上させ、需要の拡大に応える。

 同社は、小野事業所をマイクロ電池の中核拠点と位置づけて多様な需要に応える製品を提供するとしている。

■ 設備増強概要

所在地:兵庫県小野市匠台5(小野事業所内)
投資額:13億円
内容:円筒形CR電池(二酸化マンガンリチウム電池)の生産設備等
生産能力:現行能力比で約2倍
稼働開始予定:2017年上期

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