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artience、インドでリキッドインキの生産設備増強

2025年11月26日

artienceは11月20日、インド子会社のTOYO INK INDIA PVT. LTD.がグジャラート工場でリキッドインキ生産設備を増強すると発表した。

 インドでは中間所得層の拡大や食生活の変化を背景にパッケージ市場が拡大しており、リキッドインキ需要の増加が続いている。TOYO INK INDIAは2011年の輸入販売開始後、2013年にデリー工場、2021年にグジャラート工場での生産体制を整え、現地ニーズに応じた製品展開でシェアを高めてきた。現在の設備では需要に対応しきれない見通しとなり、生産能力の逼迫が予測されている。

 今回の増強は2028年中の稼働を予定し、リキッドインキの総生産能力は約1.5倍となる。旺盛な国内需要を取り込むほか、環境対応品などサステナブル製品群の展開を進め、インド市場での競争力向上を図る。今後は周辺国への輸出拠点としての活用も視野に入れる。

■ 新工場概要

所在地:TOYO INK INDIA PVT. LTD.(グジャラート工場内)
事業内容:リキッドインキの製造
生産能力:1.5倍
稼働予定:2028年中

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