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旭ポリスライダー、48億円を投じ岡山・真庭市に新工場/100名の新規雇用

2016年6月21日

 採血針(ランセット)などを製造する旭ポリスライダー(大阪市北区)は、岡山県真庭市に新工場を建設する。20日、岡山県は「拠点工場化等投資促進補助金」を活用する設備投資が決定したと発表した。

 投資額は約48億円で、約100名を新規雇用予定。16年7月の着工、19年8月の操業開始を予定する。

 今回、インスリンの自動投与を行う世界初のイオン交換式インスリンポンプシステム事業に参入するため、「拠点工場化等投資促進補助金」を活用し、岡山久世工場内にインスリンポンプの製造工場を新設する。

 インスリンポンプシステムは、注射器を使わず、自動血糖測定システムと超小型イオン交換式インスリンポンプを組み合わせたシステムで、電気化学式を用いて安全で高精度なインスリンの自動投与を行う。

 同システムによる精密な血糖コントロールで、糖尿病患者の精神的・身体的負荷を大きく軽減させる効果があり、今後の普及が期待されている。

■ 新工場概要

所在地:岡山県真庭市三崎860-2
投資額:約48億円
県補助金:5億円
事業内容:インスリンポンプ、ランセット、その他プラスチック製品の製造
新規雇用:約100名
着工予定:2016年7月
操業予定:2019年8月

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