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東レ、米国でポリプロピレンフィルムの増産

2019年2月12日

 東レ(東京都中央区)はこのほど、米国子会社のToray Plastics (America), Inc.(以下:TPA)が製造するポリプロピレンフィルム 「トレファン」を増産すると発表した。

 「トレファン」はプラスチックフィルムの中で最も軽く、透明性・強靱性・保香性に優れたフィルムで、一般工業用・コンデンサー用・包装材料用などに利用されている。

 北米における二軸延伸ポリプロピレンフィルム(BOPP)市場は今後の人口増加に伴い、年率3%の持続的な成長が見込まれている。その内、食品包装市場では、スナック、菓子、シリアルバー等の健康食品など、食品のロングライフ化や包装デザインの多様化が進んでいる。

 今回、こうした顧客ニーズの多様化、高度化に対応するため、TPAで生産能力を拡大し、さらなる事業拡大を目指す。

■ 設備投資概要

会社名:Toray Plastics (America), Inc.
所在地:米国・ロードアイランド州(TPA ロードアイランド工場)
増産品目:ポリプロピレンフィルム 「トレファン」
増産能力:30,000トン/年
稼働開始予定:2020年

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