昭和電工、上海第二工場を建設

2020年1月9日

 昭和電工は8日、上海製造拠点の上海昭和電子化学材料有限公司(以下:SSE)が隣接地に第二工場用地を取得し、工場と危険物倉庫を建設すると発表した。

 新工場では、高純度N2O(亜酸化窒素)と高純度C4F8(オクタフルオロシクロブタン)を製造する。高純度N2Oは主に半導体やディスプレイ製造時の酸化膜の酸素源として、高純度C4F8は主にその酸化膜の微細加工(エッチング)などに使用される特殊ガス。

 第5世代移動通信(5G)など情報通信分野の発展と中国政府による産業育成政策により、中国では今後も半導体やディスプレイ市場(有機ELテレビ等)の拡大が見込まれている。

 現在、高純度N2Oは川崎事業所と韓国で、高純度C4F8は川崎事業所と上海(SSE第一工場)で生産しているが、拡大する市場に対し安定供給などの対応力を高めるため、「地産地消」施策を進める。

 また中国では、年々化学品への規制が強化される中、中国上海に自社所有の高圧ガス危険物倉庫を確保・拡充することで、サプライチェーンの強化、競争力の向上を図る。

 また、半導体市場は、台湾でも同様に拡大が見込まれるため、現地製造子会社「台湾昭和化学品製造股份有限公司」においても高純度C4F8を年産150トン製造する設備を新設する(2020年春稼働予定)。今回の投資額は、上海・台湾を合わせ、約30億円。

■ 第二工場概要

会社名:上海昭和電子化学材料有限公司
投資額:約30億円(上海・台湾合計)
敷地面積:約10,000㎡(50年間の土地使用権の取得)
生産能力:高純度N2O 1,000トン/年、高純度C4F8 600トン/年
稼働開始予定:2021年下半期

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