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クラレ、ベルギーで再生炭の増産

2020年9月28日

 クラレは23日、再生炭の世界的な需要拡大に対応するため、グループ会社であるケムバイロン社のフェルイ工場で生産設備を増設すると発表した。

 活性炭は、瀝青炭やヤシ殻などを原材料として加工した、表面に微細孔を持つ炭素材料で、微細孔の大きさや形状によって、さまざまな用途に使用されている。

 活性炭は近年、水・大気の浄化など環境関連用途で広く使用されており、特に欧州では環境規制強化や、天然資源の持続的利用、二酸化炭素排出量削減などの環境意識の高まりを追い風に、排出ガス処理、排水浄化等の工業用途で再生炭の需要が拡大している。

 今回、ベルギー・フェルイ工場で、工業用途向け再生炭生産設備を増設することで、引き続きグローバルに安定した活性炭の供給体制の拡充を目指す。

■ 設備投資概要

会社名:Chemviron S.A.(ケムバイロン)
所在地:ベルギー・フェルイ
投資金額:非公表
事業内容:再生炭の製造
生産能力:11,000トン/年(増設分)
稼働予定:2022年下期

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