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アステラス製薬、焼津市に新製造棟/180億円投資

2021年1月26日

 アステラス製薬は25日、生産子会社であるアステラス ファーマ テックの焼津技術センター内に、無菌製剤の製造ラインを建設すると発表した。

 今回の新ライン導入により、無菌製剤の製造能力を拡張し、グローバルで安定した生産・供給体制を強化するとともに、新薬の開発・商用化を加速させる。

 焼津技術センターでは現在、主に商用や治験薬用の固形製剤の製造を行っている。今回新設するのは、抗体医薬品の商用製剤と治験薬製剤の製造ラインで、それぞれ既存の建物内に整備する。今回着工したのは商用の製造ラインで、治験薬の製造ラインは2021年7月に着工する予定。総工費は約180億円を見込んでいる。

 新施設は、抗体製剤だけでなく、高い技術が要求される今後の新しいモダリティ製剤にも対応可能な施設であり、自社製造能力の向上と、開発から商用化までのシームレスで安定した生産体制の強化を目指す。

■ 新棟概要

所在地:静岡県焼津市大住180番地(焼津技術センター)
総工費:約180億円

◇ 5号棟(無菌製剤製造施設:商用製造ライン)
延床面積:約30,000㎡
建築面積:約8,000㎡
整備面積:2,100㎡
着工予定:2021年1月
完成予定:2022年2月中

◇ ATC棟(治験薬製造ライン)
延床面積:約7,000㎡
建築面積:約1,800㎡
整備面積:1,100㎡
着工予定:2021年7月
完成予定:2022年8月中

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