JFEエンジニアリング、西日本製鉄所に新工場建設

2021年7月21日

 JFEエンジニアリングは20日、急拡大する洋上風力発電の建設需要に対応するため、着床式基礎(モノパイル式)の新工場を建設すると発表した。

 政府は、2050年に温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を揚げ、洋上風力発電は再生可能エネルギー主力電源化の切り札として期待され、昨年12月には「洋上風力産業ビジョン(第1次)」の中で、2040年までに30~45GWの案件形成と国内調達比率を60%にする目標が示されている。

 モノパイル式基礎は、支柱としてのモノパイルと風車タワーとの接続のためのトランジションピースで構成され、極厚・大口径・長尺の超重量物で、国内既存工場では製造が困難な大きさであり、完成すれば国内初のモノパイル式基礎製造工場となる。

 モノパイル工場は、JFEスチール西日本製鉄所(福山地区)の敷地内(岡山県笠岡市)に建設予定。JFEスチールが製造した大単重厚板を岡山県笠岡市内の新工場に輸送した後、モノパイルとトランジションピース素管を製造する。

 その後、モノパイルについては洋上風力発電事業の建設地へ直接、海上輸送する。一方、トランジションピース素管についてはJFEエンジニアリング津製作所へ海上輸送し、2次部材、内装品を設置してトランジションピース完成品とした後、津製作所より建設地へ海上輸送する。両拠点への設備投資総額は、約400億円を見込む。

■ 新工場概要

◇ モノパイル工場
所在地:岡山県笠岡市(JFEスチール西日本製鉄所(福山地区)内)〔モノパイル及びトランジションピース素管〕
投資内容:工場建屋、製造設備、運搬設備、岸壁整備など
敷地面積:約20ha(保管エリア含む)
生産能力:年産8~10万トン程度
着工予定:2022年5月
生産開始予定:2024年4月(ラウンド1案件に間に合わせる予定)

◇ トランジションピース組立工場
所在地:三重県津市(JFEエンジニアリング津製作所)
投資内容:運搬設備、地盤改良など
生産能力:年産50本程度
生産開始予定:2024年4月(ラウンド1案件に間に合わせる予定)

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