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DIC、小牧工場でPPSコンパウンドの生産設備増設

2017年9月14日

 DIC(東京都中央区)は13日、愛知県小牧市の小牧工場でPPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンドの生産設備を増設すると発表した。

 投資額は約8億円。生産能力は年産3,500t拡大させる。2018年9月の稼動開始を予定する。

 スーパーエンジニアリングプラスチックの一つであるPPSコンパウンドは、高い耐熱性や耐薬品性、寸法安定性などが評価され、金属の代替素材として自動車用部品に加え、給湯器などの住設分野で多用されている。

 特に自動車向けでは、採用部品の拡大や要求スペックの高まりによる他プラスチックからの代替、電装部品での採用などもあり、1台あたりの使用量は年々増加傾向にあることから、グローバル需要は年率6~8%で拡大している。

 今回、PPSコンパウンドの主要な需要地である日本も同様の市場環境にあることから、需要増に対応するため設備増強を決定した。

■ 設備投資概要

所在地:愛知県小牧市下末字流151-1(小牧工場)
投資額:約8億円
増産品目:PPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンド
生産能力:3,500t拡大/年
稼動開始予定:2018年9月

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