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日本紙パルプ商事、インドネシアの新工場が稼働開始

2021年12月6日

 日本紙パルプ商事は2日、インドネシアで段ボールケースの製造を行うPT Oriental Asahi JP Carton Box(以下:OAJ)が、新工場を建設移転し、本格稼働を開始したと発表した。

 近年、インドネシア国内の中間・富裕層の増加による日用品メーカーの生産拡大に伴い、現地市場向けの段ボール需要が高まり、OAJも需要の取り込みに注力している。

 現在世界第4位の人口を有するインドネシアは、2000年代以降右肩上がりで経済成長を続け、2019年度には2000年度比で実質GDPが約2.7倍となった。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、実質GDP成長率はマイナスとなったが、足元では回復の兆しを見せている。

 今回の新工場建設・移転により、工場スペースの拡大や生産能力の増強を図り、従来の高品質を求める日系の輸出企業に加え、現地市場での新たな需要にも対応していく。

■ 新工場概要

会社名:PT Oriental Asahi JP Carton Box
所在地:インドネシア 西ジャワ州 MM2100工業団地内(旧工場隣接地)
敷地面積:60,000㎡(旧工場の約2倍の規模)
建築面積:38,000㎡(旧工場の約2倍の規模)
事業内容:段ボール・パッケージの製造・販売
主要生産設備:コルゲータ-2基、印刷・製函機4台、平抜機4台
取得認証:ISO9001、ISO14001、ISO45001、FSC®森林認証(CoC認証)
着工:2019年5月
完成:2020年8月
量産開始:2021年6月

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