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加賀電子、メキシコに新工場建設

2023年8月24日

加賀電子は16日、100%子会社のTAXAN MEXICO S.A. DE C.V.(以下:タクサンメキシコ)がメキシコ・サンルイスポトシ州に新工場を建設すると発表した。

 タクサンメキシコは、米国市場向け四輪自動車用照明ユニットの組立てを中心とした生産活動を行っている。こうした既存顧客からの受注増に加え、米国市場向け空調機器用電装基板組立ての新規顧客獲得が見込まれ、現有設備では手狭となるため、近隣工業団地内に新たに土地を取得、新工場の建設を進めている。

 投資額は土地、建物の取得を含めて向こう5年で約50億円を予定している。最新の省エネ設備導入により、生産効率が高く、環境にも配慮したモノづくりを推進する。

 加賀電子は、タクサンメキシコ新工場が有する「ユニット組立て」と「電装基板組立て」の機能に加え、将来的には「部品成型」「板金加工」「完成品組立て」の諸機能を備えた一貫生産体制に拡張させ、さらなる機会増大が見込まれる米国市場向け生産需要を取り込み、メキシコにおけるEMS事業を、操業開始後5年以内に売上高500億円、約2,000人の雇用を創出する同社グループ最大のEMS事業拠点を目指している。

■ 新工場概要

所在地:メキシコ・サンルイスポトシ州アロヨス(ミレニアム工業団地)
面積土地:80,000㎡
建屋:20,000㎡
生産品目:車載用照明ユニット組立て、空調機器用電装基板組立て、など
従業員数:700人(操業開始時点)
操業開始予定:2024年4月

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