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焼津水産化学工業、 焼津市のNAG製造工場で設備投資

2023年10月16日

焼津水産化学工業は12日、静岡県焼津市にあるN-アセチルグルコサミン(NAG)の製造工場に、総額約8億円を投じた改良工事を行い、稼働を開始したと発表した。

 機能性食品素材の国内の事業環境は、健康志向や少子高齢化といった追い風があり、なかでも成長している機能性表示食品のマーケットにフォーカスし、これまでNAGの新しい機能性データを取得するなど研究開発投資を行ってきた。その結果、同社が関与した機能性表示食品の届出件数も増加し、製品の販売数量も増加している。

 こうした需要増加やNAGの更なる競争力向上を目的として、静岡県焼津市の団地工場に設備投資を行った。この投資によりNAGの生産工程の見直しと設備の改良を行い、生産能力を30%向上させ、事業拡大を加速させる。

 工場は機械設備をネットワーク化し、遠隔制御を可能にするなどデジタル化を進め、作業の正確性とトレーサビリティを向上させた。また、作業環境を改善し、作業者にとって快適な場所に再設計し、約4ヶ月の工事期間の後に稼働を再開した。

■ 設備投資概要

所在地:静岡県焼津市惣右衛門1195-4(水産加工団地内)
総投資額:約8億円
生産品目:NAG、キチン分解物、キトサン分解物、海藻分解物
生産能力:30%向上(NAG)

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