グラファイトデザインは27日、埼玉県秩父市の本社敷地内にゴルフシャフト生産を主体とする新工場を建設すると発表した。

　現工場は、ゴルフシャフト素管生産専用のマザー工場で、稼働から30年以上経過している。これまで生産設備の増強やレイアウトなどを改善してきたが、工場建屋の老朽化に加え、状況に合わせた製造現場のレイアウト変更や職場環境を整えていくには手狭な状況となっている。

　新工場は、ゴルフシャフトの生産を軸にしながら、新しいチャレンジにフレキシブルに対応できることを考えた製造エリアとする。また、従業員の居心地を向上させながら生産の効率化が図れるように、製造工程ごとに作業スペースを見直し、コミュニケーションスペースや休憩室なども充実させる。

　環境面では、水資源の節約・汚染対策、空調ロスの低減や、照明や空調による消費エネルギーの低減など環境に配慮していることに加え、将来的に必要に応じたエネルギーの自給自足化への拡張機能性を備えた工場としている。