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富士山静岡空港、太陽光発電設備導入

2024年10月28日

鈴与商事と東急は24日、富士山静岡空港(株)が管理・運営する富士山静岡空港に太陽光発電設備を導入すると発表した。

 2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向け、各業界で再生可能エネルギーの活用を中心としたCO2排出量削減の取り組みが加速度的に拡大している。

 空港では空港施設・空港車両のCO2削減の取り組みを推進するとともに、空港を再生可能エネルギー拠点化する方針を検討するなど、各空港で地域特性に応じた空港脱炭素化推進計画の策定・導入が国土交通省から求められている。

 こうした状況下、2019年度にコンセッション方式で運営を開始した富士山静岡空港は、旅客ターミナルビル内の一部照明のLED化や日常的に使用する保安車両のEV化など、これまでも空港脱炭素化の取り組みを進めてきた。

 今回、富士山静岡空港のさらなる脱炭素化を目指し、同空港にオンサイトPPAモデルの太陽光発電設備を導入する。これにより旅客ターミナルビル全体で使用する電力の約37%(2023年度比)を再生可能エネルギー由来の電力へ切り替える。加えて、オンサイトPPAモデルの採用による再生可能エネルギーの地産地消も同時に実現する。

■ 発電設備概要

発電所名:富士山静岡空港 南側用地太陽光発電所
建設予定地:静岡県牧之原市坂口3336番地4(富士山静岡空港滑走路南側用地に設置予定)
事業者:鈴与商事(株)、東急(株)(2社による事業SPCを組成)
発電容量:1,016.4kW
想定年間発電量:約1,300,000kWh(1年目の想定値)
想定自家消費量:約1,073,000kWh(1年目の想定値/旅客ターミナルビル全体使用電力の約37%に相当)
着工:2025年3月初旬
運転開始:2025年6月初旬

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