四国化成工業、香川県宇多津町にR&Dセンター建設
2025年10月30日
四国化成ホールディングスは29日、連結子会社で化学品事業を展開する四国化成工業が香川県宇多津町の現R&Dセンター敷地内に新R&Dセンターを建設すると発表した。
既存R&Dセンターは老朽化が進み、研究スペースや設備の不足が課題となっていることから、研究開発力を強化するため新たなセンターを建設する。新施設では電子化学材料開発部と機能材料開発部が半導体やプリント配線板向け材料の研究を、無機化成品開発部がタイヤ原料や硫黄関連材料の研究を担い、各事業分野の拡大を目指す。
建物には高効率な空調や照明設備を導入し、省エネルギー性と快適性を両立した環境配慮型設計を採用するほか、「ZEB Ready」認証の取得を予定している。エネルギー使用量の最適化と環境負荷の低減を図り、持続可能な施設運用を推進する。
■ 新R&Dセンター概要
所在地:香川県綾歌郡宇多津町浜二番丁14-1
投資予定額:約66億円
建築面積:2,516㎡
延床面積:6,865㎡
建物概要:地上4階建(地下なし)鉄骨造
主な施設:ラボ(クリーンルーム、イエロールーム*等)、オフィス、会議室、食堂他
※新試作棟(鉄骨造地上1階建)を併設
着工予定:2026年1月
竣工予定:2027年12月
操業開始予定:2028年春頃
