中越パルプ工業、高岡工場にマプカ製造の新工場

2019年9月30日

 中越パルプ工業は26日、(株)環境経営総合研究所との合弁会社である中越エコプロダクツ(株)の新工場建設にあたり、高岡工場敷地内の建設予定地で起工式を行ったと発表した。

 中越エコプロダクツは、環境経営総合研究所が独自の特許と技術を駆使して開発したプラスチックに代わる新素材「マプカ(MAPKA)」シートを製造している。

 マプカとは、セルロース・ファイバーを主原料として合成樹脂を混合したプラスチックでも紙でもない素材でありながら、従来のプラスチック容器と同等の機能を持つ新しい素材。

 海洋プラスチックごみ、マイクロプラスチックなどのごみによる環境汚染が国際的な問題となっていることから、世界各国で使い捨てプラスチックの使用規制が強化されている。

 新工場で製造するマプカは、石油由来の資源の使用を大幅に削減することができるだけでなく、一般ごみとすることが可能な、地球温暖化や酸性化といったライフ・サイクル・アセスメントにおいても環境性能の高い製品。

 惣菜や弁当に使われているプラスチック容器の多くは使い捨てだが、これらは現在もライフスタイルの変化と共に拡大を続けている。代替となるものがない中で、マプカの使用によりプラスチック使用量の削減を始めとする高い環境対策の実現を図れることは、事業者にとっても利用者にとっても大きな利点となっている。

 また、今回新たに酸素バリア性を有するマプカシートを新工場で製造する。酸素バリア性トレイは米飯や惣菜などの常温保存を目的とした食品向けや、非常食へ展開する。

■ 新工場概要

会社名:中越エコプロダクツ(株)
所在地:富山県高岡市材木町(高岡工場敷地内)
投資額:約35億円
敷地面積:8,450㎡
建築面積:5,530㎡
延床面積:6,612㎡
構造:鉄骨造 地上2階
生産品目:食品トレー用シート
生産能力:12,000T/年
着工予定:2019年10月
竣工予定:2020年秋

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