川崎化成工業、川崎工場の新設備が稼働開始
エア・ウォーターは21日、グループの川崎化成工業が同社の川崎工場内に建設した「機能材製造設備」を稼働させたと発表した。
川崎化成工業では、ナフタレンの酸化反応により生成されるナフトキノンを原料として、顧客ニーズに対応したキノン誘導品の製造・開発を行っている。
新設した製造設備では、電子基板、ディスプレイ、3Dプリンターなどエレクロニクス分野向けに光増感剤(自らが光を吸収して得たエネルギーを他の物質に渡す)としての需要が拡大している「アントラキュアー」シリーズを中心に、各種機能材製品の製造を行うとともに、次世代製品の開発にも活用する。
また、エア・ウォーターは、電子材料分野を中核とする機能化学品事業の強化を目的に2021年10月1日、新会社を設立し、ケミカルカンパニー電材開発事業部を移管、あわせて、川崎化成工業と大東化学の新会社への統合を予定している。
■ 設備投資概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区千鳥町1番2号(川崎工場)
投資額:約15億円
延床面積:560㎡
構造:地上3階建
事業内容:各種機能材製品の製造
着工:2020年1月
稼働開始:2021年4月21日
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