クラシエホールディングスは5月31日、子会社のクラシエフーズが京都府長田野工業団地内に新工場（京都工場）を建設すると発表した。

　今回、クラシエフーズの「知育菓子」の主力工場である福知山工場と高槻第一工場の生産機能とこれに付随する機能を、新工場に移転・集約する。

　クラシエグループは、企業運営の最適化を目指し、資源の統合と共有・再配分に取り組んでいる。今回の投資はその一環として、中核事業の一つである知育菓子の国内マーケティング戦略の強化に加え、海外ビジネスの拡充を含めた更なる成長に向けて、国内生産体制の再構築を決定した。

　新工場では、「フードセーフティー」「フードディフェンス」で品質保持を徹底、安全安心を確保するとともに環境課題に配慮したスマートな生産体制を実現する。また、生産能力の増強に加え、自動化・省人化設備の導入を通じた次世代型モノづくり体制の構築を図る。