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富士フイルムマニュファクチャリング、富山事業所を増設

2023年7月20日

富士フイルムビジネスイノベーションは19日、生産子会社の富士フイルムマニュファクチャリング富山事業所で「Super EA-Eco」トナーの製造ラインを増設すると発表した。

 設備投資額は約15億円で富山事業所における年間生産能力を約30%向上させる。稼働は2023年12月を予定している。

 新ラインは、業界トップクラスの低温定着性能による省電力化と最小クラスのトナー粒径による高画質化を両立するSuper EA-Ecoトナーの専用ライン。同社が新たに開発したトナー製造プロセスを導入することで、トナー材料を微粒子化する際に使用していた添加剤が要らず、製造プロセスで生じていた添加剤除去の工程やエネルギーが不要であるため、トナー製造時のCO2排出量を従来プロセス比で約12%削減できる。

 富士フイルムビジネスイノベーションは今後、Super EA-EcoトナーのOEMと外販ビジネスの拡大を通じて他社への供給を広げると同時に、顧客先で複合機・プリンターを使用する際に発生する消費電力の低減で商品提供を通じた脱炭素社会への貢献をさらに拡大していく。

■ 設備投資概要

会社名:富士フイルムマニュファクチャリング(株)富山事業所
所在地:富山県滑川市大島1277番地6
総投資額:約15億円
主な投資内容:SuperEA-Ecoトナーの製造ラインの増設、同トナーの新製造プロセスの導入
生産能力:約30%向上
着工予定:2023年7月28日
稼働開始予定:2023年12月

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