日清製粉、岡山に新製粉工場建設

2021年11月1日

 日清製粉は28日、岡山県倉敷市の瀬戸埠頭隣接地に新製粉工場(生産能力550トン、2ライン)を建設し、併せて岡山工場・坂出工場を閉鎖すると発表した。

 この数年、国際貿易協定の発効が相次いで、小麦関連製品の国境措置が低下し、自由化に向けた潮流が加速していく中、国内においてグローバル競争に勝ち残っていくことが不可欠となっている。

 そうした中、中四国地区は岡山工場(岡山県岡山市)と坂出工場(香川県坂出市)の2工場体制で、いずれも小規模でかつ大型穀物船が接岸できる小麦サイロと直結していないため製造コストが割高になっており、ローコストオペレーションの構築が課題となっていた。また地震や気候変動リスクが高まる中でのBCP対応としても新たに災害に強い工場を整備する必要性が高まっている。

 水島地区の取得済み用地は、大型穀物船の接岸が可能な穀物サイロ会社(瀬戸埠頭(株))に隣接しているため原料小麦の調達に優位性があり、かつ瀬戸大橋にも近く四国への製品輸送も容易な立地となる。ここに自然災害に強く、日清製粉がこれまでに培ってきた技術に最新の自動化、デジタル技術を融合させた環境配慮型の新工場を建設することで、中四国地区全体への安定供給を図る。

 日清製粉は、全国の各エリアで小規模工場の閉鎖と大型臨海工場への生産集約を順次進めていた。今回の新工場建設により、関東地区、関西地区、九州地区に続いて、中四国地区においても大規模臨海工場への集約が完了する。これにより大型臨海工場比率は現在の83%から92%に上昇する。

■ 新工場概要

所在地:岡山県倉敷市水島地区
総工費:約140億円
設備能力:1日あたり小麦挽砕能力550トン
小麦粉サイロ収容力:4,200トン
立体自動倉庫収容力:200千袋(5,000トン)
着工予定:2023年1月頃
稼働予定:2025年5月頃

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